MESSAGE
2008年 第3回「幽」怪談文学賞短編部門最優秀賞受賞。
2009年 短編集『枯骨の恋』でデビュー。
*GIベビーの肉親探しをお手伝いしています▶『GIファザーをお探しですか?』
WORKS
母をさがす GIベビー、ベルさんの戦後(亜紀書房)[2024]
初ノンフィクション。戦後進駐軍の米兵と日本人女性との間に生まれた「GIベビー」であり、孤児として育ったベルさんと、わたしが出会ったのは20年ほど前のこと。時間をかけて親しくなったある日「子どもの頃一度だけ施設に面会に来てくれたお母さんをさがしてほしい」と頼まれる。
北海道、横浜、埼玉、アメリカと、ベルさんの母親をさがして調査を進めながら、戦後の女性たちの歴史に触れていく。
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北海道新聞 2023年8月15日 一面に掲載
しんぶん赤旗・高知新聞・秋田さきがけ・下野新聞・信濃毎日新聞・新潟日報・愛媛新聞・山陽新聞・東奥日報に書評掲載。評者:井上理津子氏
北海道新聞 2024年5月1日『ひと』欄に掲載
怖いトモダチ(KADOKAWA)[2024]
雑誌『レタスクラブ』に連載されていた小説。ある人には「憧れのカリスマ、別の人には「悪魔」と呼ばれるあの人。「自分の妻はあの女に殺された」と信じている人もいる。いったい彼女は何者?
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王様のブランチ(TBSテレビ)2024年2月24日放送《BOOK特集》コーナーに出演
漫画版『怖いトモダチ』[2024]原作:岡部えつ/漫画:やまもとりえ
気がつけば地獄(KADOKAWA)[2021]
雑誌『レタスクラブ』に連載されていた小説。画策して恋人の妻とSNSでつながった女と、相手を夫の愛人とは知らずに親しみを覚えていく妻。一人の男を奪い合う立場のはずが、それぞれの心情を知っていくうちに変化が起きて……。
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ダ・ヴィンチ(KADOKAWA)2021年5月号 インタビュー
漫画版『気がつけば地獄』[2022]原作:岡部えつ/漫画:ゆむい
嘘を愛する女(徳間文庫)[2017]韓国語訳[2019]中国語訳[2018]
長澤まさみ、高橋一生主演の映画『嘘を愛する女』の小説版。映画とはまた別の、桔平の隠された過去の詳しい背景や、隠さねばならなかった事情と心情を書き込んでいます。韓国語訳、中国語訳も出版。
王様のブランチ(TBSテレビ) 2017年12月9日、2018年1月20日、2月3日放送 ブックランキング
毎日新聞 2018年1月 インタビュー
ブラック化する会社を、不本意な形で退職してしまった千春。恋人ともすれ違い気味になり、心のよりどころは近所の日本酒バー『drop』で過ごす時間だけ。八方ふさがりの中、過去と向き合いながら必死にもがき、凝り固まった頭を『drop』で解きほぐしながら、やがてフリーランスとしてやっていく道を見つけていく。
日本経済新聞 2016年6月書評欄、12月「2016年の3冊」に掲載。選者:北上次郎氏
本の雑誌 「2016年のベスト10冊」に掲載。選者:北上次郎氏
月刊『STORY BOX』(小学館) 2016年7月号、書評欄に掲載。評者:吉田伸子氏
月刊J-novel(実業之日本社) 2016年8月号 書評欄に掲載。評者:北上次郎氏
パパ(双葉社)[2016]
奈子がニューヨークで出会ったわがままな少女、ミンミ。大好きだった父親を早くに亡くしていた奈子は、離婚しているとはいえミンミに惜しみなく金を使ってくれる裕福で魅力的な父親の存在が羨ましい。彼やミンミの母親とも会い、時を過ごす中で、実はミンミが幼い頃から深く傷ついてきたことに気づいていく奈子。そして彼女の父親と、微妙な関係におちいっていく。1994年から2015年までの物語。
月刊J-novel(実業之日本社) 2016年4月号 書評欄に掲載。評者:北上次郎氏
残花繚乱(双葉社)[2014]双葉文庫[2014]韓国語訳[2016]
西田りかは、不倫相手の妻で勤務先の社長の娘でもある美津子から持ちかけられた見合い相手、圭一との結婚を決める。一方圭一にも、密かに美津子を慕ってきたという秘密があり……。
韓国語訳も出版。
TBSテレビ「木曜ドラマ劇場」で連続ドラマ化『美しき罠 ~ 残花繚乱』2015年1月8日〜3月12日(田中麗奈、若村真由美主演)
朝日新聞 2014年8月10日 書評欄に掲載(評者:)
小説推理(双葉社) 2014年9月号 書評欄に掲載。評者:大矢博子氏
王様のブランチ(TBSテレビ) 2014年12月13日放送 BOOKコーナー
ダ・ヴィンチ(KADOKAWA)2015年2月号 インタビュー
"あの子をいじめから救って、わたしは地獄に落ちた" 東京の小学校でいじめから救ってやった同級生が自殺し、そのせいで壮絶なバッシングに遭って、逃げるように田舎へ転校した真帆。そこでも階級、いじめのバランスの世界が待っていたが、傍観者となって生き延びる。大人になって同窓会に出席するため久しぶりに訪れたその町で、彼女を待ち受けていたものは……。
月刊J-novel(実業之日本社) 2014年1月号 書評欄掲載。評者:大矢博子氏
新宿遊女奇譚(MF文庫ダ・ヴィンチ)[2011]
江戸宿場町の飯盛り女、明治時代に作られた少女の生き人形、昭和の闇の中で罪を犯した老婆、何十年も同じ姿でさまよう面をかぶった女。新宿という街に吸い寄せられた女たちが交錯する物語、4篇(おかめ遊女/少女人形/壺/顔のない女)。
枯骨の恋(メディアファクトリー)[2009]
[収録作品]
枯骨の恋/親指地蔵/翼をください/GMS/棘(おどろ)の路/アブレバチ/メモリイ
デビュー短編集。女性を主人公にした現代怪談。「幽」怪談文学賞受賞作『枯骨の恋』収録。のちに短編『縁切り厠』を加えて『夢に抱かれて見る闇は』(角川ホラー文庫)のタイトルで文庫化。
週刊ブックレビュー(NHK-BS) 2011年6月4日放送。選者:盛田隆二氏